この記事では、わたくしアラフィフ主婦のマダムノノが『マスクの付け方沼』にはまり……
『マスクの付け方迷宮』をさまよい……
やがて一筋の光を見つけるに至った過程をお伝えします。

さあ、あなたもマスクの迷宮へ! レッツゴー!
【マスクに関して気をつけていただきたいこと】
マスクの使用には熱中症のリスクもあります。
屋外で人と十分離れている場合、環境省と厚生労働省も早い時期からマスクをはずすことを推奨していました。

参考サイト:厚生労働省『熱中症予防のための情報・資料サイト』
画像引用元:環境省・厚生労働省作成『「新しい生活様式」における熱中症予防行動リーフレット』PDF資料

参考サイト:厚生労働省『国民の皆さまへ (新型コロナウイルス感染症)』内(啓発資料)
画像引用元:経済産業省『咳エチケットで感染拡大防止』PDF資料

マスクは必要なときだけ、上手に使ってくださいね!
一時期よく聞いた情報『ゴムは外』

昨今の状況により、人々のマスク使用率が激増。
それにともない、さまざまな不織布マスク情報が流れました。
不織布マスク情報のひとつに、
『ゴムを接着している面が外側』
というものがありました。

ゴムの接着面を内側にすると、顔とマスクのフチの間に隙間ができるからというのが、主な理由です。
私も某テレビ番組でそれを聞き、
「そうだったのか。見た目だけで『ゴムは内』にしてたよ」
と反省。
早速、その日から『ゴムは外』を守りました。
そんなある日、何を思ったか……
私、マダムノノは、ふと、マスクの裏表をネットで調べてみたのです。
それが『マスクの付け方沼』へ続く小道、『マスクの付け方迷宮』への入り口だとも気づかずに……。


まさかただのアラフィフ主婦のあなたが、マスクの裏表を調べるとは……。

自分でも浅はかだったと思います。

なんでそんなことしたんです?

今思えば……マスク生活にちょっと疲れてたのかもしれません。

疲れ……ですか。

いえ……よく考えれば、マスクを正しく付けている自分を確認して、自分の存在価値を認めたかったんだと思います。

……なるほど。それが事件を起こした動機というわけですか……
って、この小芝居いるの??

いらない。
ゴムが外が正解とは限らない。プリーツのタイプによる。
検索の結果、マスクのプリーツの重なり方によって裏表が決まるという情報がいくつも出てきました。
「おや? テレビで言ってたんと変わってる……」
と思いましたが、まあ、健康バラエティ番組あるあるというやつです。
長いこと生きてきましたので、さまざまな正しいとされる情報があらわれては消えるのを見ています。
ワインブームもココアブームも納豆ブームも眺めてきました。
少々のことでは動じません。
「フッ、時流が変わったんやね」
てなもんです。
とりあえず自宅のマスクをチェックすることにしました。
それがこちら。

マスクのプリーツの折り方が、中央から対称になっています。
このタイプはオメガプリーツとか、オメガ折りなどと呼ばれます。
鼻の上のワイヤーをまげ、プリーツを開いたときに山になる方が表。

正しく付けると口元の辺りが山型になり、空間ができますね。
で、マスクにはもう一種類あります。
段々折りと呼ばれるタイプです。

プリーツの向きが一方向です。
プリーツの向きが下向きになるようにつけるのが正解。

理由は、プリーツが下向きだと、ホコリや細菌が溝に溜まらないからということらしいです。
なるほどなるほど……と思いましたが……
が…………
確かに、段々折りタイプだとそうなのですが……
が…………
オメガプリーツの場合はどうなるのか……?
そう、表にしても裏にしても、プリーツ上向きのところができてしまうんです。
中央が出っ張っている方を表にすると……

上側の溝が上向きに
反対側を表にすると……

下側の溝が上向きになってしまいます。

どうすんのこれ……
沼が見える……迷宮が私を招いている……!

マダムノノ! しっかりして! もう終わったことだよ!

はっ! そうだった!
そう、すべては終わったこと。
今の私は解決法を見つけ、正解を手にしているのです。
次章、マスクの裏表問題がついに解決……!
マダムノノのマスク裏表判断方法
私がたどりついた、マスク裏表の判断方法。
それは……
マスクの箱にかかれている説明を読んで、
裏表を判断する。

しごくまっとうな解決方法。

まあね。
家には3つのメーカーのマスクがありました。
すべてオメガプリーツ。
余談ですが、マスクの箱に書かれている説明書きはとても小さい。
老眼には、かなりきびしい……。
以下、3社のマスクの箱に記載された説明です。
A社:耳ゴムが取り付けてある方が内側です。

つまり、顔につく面はこちら側に。

それにしても、『ゴムは内』がここまではっきり書かれているとは……。
B社:ゴムひも取り付け部が見えている面を内側にしてください。

こちら向きで顔につくことに。

このマスクも、『ゴムが内』なんですね。
次、ラストのC社です。
C社:表と裏を確認します。耳かけゴムが接着されている方が内側(顔側)になります。

はい、3箱すべて『ゴムが内』でした。

結局、ゴムは外情報を見る前の付け方があっていたという結論に、がくっ。
どうやらオメガプリーツは、口元を広々と使うことを優先しているようです。
確かに普段使いとしては、その方が口紅もつきにくいし、呼吸もいくらか楽でいいのかもしれませんね。
ところがここにきて、また新たな情報が。
上記3社のメーカーさんとは、裏表を逆につけることを勧めるサイトを発見。

おそらくですが、下半分は鼻より低い位置にくるので、雨宿りで言うところの軒下になる。
だから、鼻の下に上向きの溝がくる方が、屋根がある分、いくらかましでしょうという理論だと推測しています。
再び沼にはまり、迷宮をさまよいそうになりましたが……
もう結構! やってられん!
作ったメーカーさんの使用法を採用!
自分の正解は自分が決める!
ということで、次章のような結論に……!
おすすめのマスクの付け方(マダムノノの場合)
段々折り → プリーツ下向きになるように付ける。
オメガプリーツ → 山が綺麗に作れるように付ける。
※ゴムの接着面では判断しない。

これにて一件落着。お疲れした〜!

……

どうしたの? 抜け殻になってるよ?

不織布マスクに向き合いすぎて疲れました。
なのでマダムノノ、しばらく布マスクにすることにしました。
最近は、ファッション性の高い布マスクもいろいろ増えてきましたね。
顔色が良く見える血色マスク
お肌に優しいシルクマスク
子ども用マスク
性能を向上させるフィルターをマスクに挟むのもおすすめです。
日本製のナノフィルターで、洗って繰り返し使えるからとても経済的。

もちろん、不織布マスクにも使えますよ。
とにかく……こうしてマスクの裏表に一応の決着を得て、落ち着いた生活を取り戻したマダムノノでありました。
おしま……
今度こそ、一件落着と思いきや……

うわああっ!? なんだこのマスクは!?

ど、どうしたの!?

違うマスクが発見された……!


これは、段々折りマスクだよね? 普通じゃん。

だがこのマスクが入っていた袋の説明が……

『ノーズワイヤーを上にして、耳ひもがついている側を顔にあてます。』
この説明にしたがうと……

人から見たら、この向きでつけることに……!

あ、あれ? ひだの向きが上……!?
どうする!? マダムノノ!?

……
まだ迷宮に片足をつっこんでいる、マダムノノなのでした。
おしまい。