そろそろオーブンレンジを買いかえようかな。
そう思ったとき、何を重視しますか?
大きさ、機能、価格、デザイン……。
いろいろ考えることはありますが、私、アラフィフ主婦のマダムノノは、
とにかく生活感のないおしゃれなオーブンレンジがいい!
と、デザイン性をとことん重視し、BALMUDA The Range(バルミューダ ザ レンジ)を選びました。
うん、文句なしにおしゃれ! だけど……家電はデザイン重視だと機能が心配。
バルミューダ ザ レンジの機能はシンプルにして十分。
ウチの場合、何も問題なく使ってるよ。
今回はバルミューダ ザ レンジ の特徴と、実際に使ってみた感想をお伝えします。
また、バルミューダ ザ レンジでパンを作ってみた感想とアドバイスも。
オーブンレンジを選ぶときの参考にしていただけると幸いです^ ^
バルミューダ ザ レンジのスペック・性能
本体寸法 幅 450mm × 奥行き 412mm × 高さ 330mm(ハンドル部を含む)
※追記:2023年6月1日発売の新型K09Aは456(幅)×331(高さ)×435(奥行)mm(ハンドル含む)
※ 最低設置距離(壁などからの距離)は上、左右、背面は10センチ 背面が窓ガラスの場合は20センチ
※追記:2023年6月1日発売の新型K09Aは通気口が上部についているので背面、側面の設置制約なし
庫内寸法 幅 353mm × 奥行き 293mm × 高さ 168mm
総庫内容量・庫内形状 18L フラット庫内
※追記:2023年6月1日発売の新型K09Aは20L
バルミューダ ザ レンジのモードは以下の6つです。
自動あたためモード
標準だけでなく、高め低めの出力調整もできます。
手動あたためモード
ワット数(100W、500W、600W、800W)とあたためる時間が指定できます。
飲み物モード
コーヒー、ミルク、アツカンから選べます。
冷凍ごはんモード
冷凍ごはんのあたため1杯分、2杯分を選べます。
解凍モード
解凍、半解凍を選べます。
重量は50gきざみで指定します。
オーブン
余熱あり、余熱なし、発酵が選べます。
温度は40°C(発酵)、100〜250°Cまでを10°C単位で設定できます。
バルミューダ ザ レンジを購入した決め手
購入の決め手は、ずばり、機能・デザインのシンプルさです。
バルミューダ ザ レンジを買う前は、大きめのオーブンレンジを使っていました。
高火力で2段調理可能、高精度センサー、自動メニューなどの多機能仕様。
付属品もいろいろ付いていて、いたれりつくせり。
子どもが小さい頃は、はりきって大量にマドレーヌやクッキーを作ったりと、大きいオーブンレンジが役立つ日もありました。
でも冷静に考えると、そんなことをしたのも年に数回程度。
1年で360日以上は、電子レンジとしてだけ使っていました。
そのうち子どもも大きくなり、オーブンレンジでお菓子を作るなど数年に1回に。
家族と自分に必要なことを見直すお年頃になったんだと、さすがに自覚。
オーブンレンジの買いかえを決心しました。
その際、重要視した項目はこちら。
生活感をなくしたい デザインの良さ
使いこなせない罪悪感とさよならしたい シンプルな機能
網とか備品で収納場所を取りたくない 無駄な付属品がない
以上をパーフェクトに満たしてくれたのが、バルミューダ ザ レンジだったわけです。
バルミューダ ザ レンジの特徴 実際に使って感じたこと
前に使っていたものが31Lサイズで、バルミューダ ザ レンジは18Lサイズ。
キッチンの空間が広くなり、圧迫感がなくなりました。
カラーはブラック、ホワイト、ステンレス。
私は他の家電とのバランスでホワイトを選びました。
なんと言ってもデザインがシンプル。
ただそこにあるだけでもいい感じ。
モード選択のスイッチもおしゃれです。
モードの切り替えごとにアコースティックギターの軽やかなメロディーが2秒ほど流れます。
家電製品にありがちな、ピーとかプーとかの電子音ではないのがミソ。
おしゃれな効果音に、気分も上がります。
「いや、私は電子音が好きなんだけど…」という方も大丈夫。
効果音は「BEEP」「MUSIC」の2種類が選択できます。音量も変更可です。
右側のダイヤルでは加熱時間などを設定。
オーブンレンジにありがちな、調理ボタンがズラリ、の代わりにダイヤルがひとつ。
これが便利でかっこいいのです。
ダイヤルの動きに合わせて「チ、チ、チ」と、ここでも細やかに効果音が鳴ります。
ダイヤル中央のSTARTボタンを押すと、「ジャラジャ〜ン」というギター音とともに加熱開始。
加熱中もレンジはリズムをきざみ、数秒後にさりげなくフェイドアウトします。
温めが完了すると、「ジャ〜ン」というギター音が鳴ります。
そして、取っ手部分のLEDライトが点灯し、レンジがライトアップ。
レ……レンジがライブステージに……!?
さらに液晶画面には「ENJOY」の文字が。
自らENJOYするのって大事。
ちょっとブルーなときなど、この文字にハッとして元気を取り戻します。
家電に励まされるなんて、バルミューダ ザ レンジ出会うまでありませんでした(笑)
「オーブンレンジにライトアップとかギター音とかENJOYとかっているんか?」
ウチの主人にいわれた言葉です。
いるかいらないかと問われれば……
いるに決まっとる!
家電のチョイスに関しては、おっさん昭和男子は黙っててね。
レンジの効果音は、なんとプロのミュージシャンによる生演奏をサンプリングしたものだそうです。
バルミューダのこだわりですね。
レンジを使うたびに、なんとも贅沢な気分にさせてもらっております。
バルミューダ ザ レンジでパン作りはできる?
この後、『バルミューダ ザ レンジのメリットとデメリット』の章でもお伝えするのですが、バルミューダ ザ レンジで基本的なパン作りはできます。
作ったパンの写真も見てね♪
ただ、パン作りは温度設定がキモなので、そこが気になる方もいらっしゃると思います。
バルミューダ ザ レンジの温度設定についてまとめると、以下のとおりです。
【発酵のとき】
- 発酵は40℃固定
- 0秒~10分は30秒単位、10分~30分は1分単位、30分~60分は5分単位で指定可能
【焼くとき】
- 調理温度は100〜250℃を10℃単位で指定可能
- 調理温度が210℃以上での最大運転時間は約3分間
※その後は200℃に切り替わり、運転を続けます。
このように、普通のパン作りならなにも問題ありません。
ただ、最高温度と発酵の時の温度設定がアバウトなのが気になるかもしれません。
パン作りに興味がある方ならご存じ、東芝の石窯ドーム(ER-XD70など)の場合
発酵温度は、30,35,40,45℃と4種類あります。
最高温度に関しては、ER-XD70は250℃なのですが、上位機種になると300℃、350℃になります。
最高温度での最大運転時間は約5分間、その後は200℃に切り替わり運転を続けます。
やっぱりハードパンは高温が出るオーブンほどいいパンが焼けます。
※とはいえ、350℃が出るといわれている機種でも実温度は290℃程度です。
(家電はおそらくどれもそんなもんですね(^_^;))
以上の内容から、
- 200℃前後で焼くパン(菓子パン、ロールパンなど)はバルミューダ ザ レンジで大丈夫
- ハードパンの美味しさを極めるなら、バルミューダはギリギリ。厳しいかも。
- 発酵温度と最高温度に関しては、機能重視のオーブンに軍配
- オシャレなオーブンでパンが焼けるのを優雅に楽しみたいなら、バルミューダ ザ レンジがベスト
ということが言えると思います。
どのレベルでパン作りをしたいのかで、バルミューダの評価が分かれそうだね。
バルミューダ ザ レンジのメリットとデメリット
デメリット
ヒーターが剥き出し
バルミューダ ザ レンジはシンプルな作りゆえ、写真のようにヒーターが剥き出しです。
オーブン調理のあとは、さっと汚れを拭いて焦げ付かないようにした方がいいです。
追記:2023年6月1日発売の新型K09Aはヒーター管を庫内上部に内蔵とのことです。
細かい設定は苦手
オーブン機能では、発酵温度は40°C一択。
前の章でお伝えしたように、パン作りなどを極めたい人には、少々物足りないのかも。
ただ、普通のパン作りに関してはまったく問題ありません。(この記事の最後に、実際にパンを作ったときの写真があります♪)
電子レンジ機能では、解凍モード、自動あたためモード使用時に、温めムラが気になるときがあります。
とはいえ経験上、これまでどんな電子レンジでも100点満点で温めムラなしということはありませんでした。
手動モードに慣れる方が正確で早いです。
仕上がり温度調整機能をオン(初期設定ではオフ)にすると、手動あたためモードとオーブンモード以外の各種設定を変えられます。
レンジにおまかせするモードの仕上がり温度を自分好みに変えてみてもいいと思います。
オーブン使用時、2段同時調理はできない
庫内の高さが低く、2段同時調理はできません。
個人的にはいらない機能なのですが、一応デメリットとしてあげました。
角皿はやや深め。
ボリュームのある料理や汁が出る食材の調理に便利です。
オーブン用角皿をセットする段は選べます。
上段か下段にセットして、焼き加減が調整できます。
トースト向きではない
バルミューダ ザ レンジはオーブンレンジとしてはコンパクト。
しかし、トースターや電子レンジ機能のみの機種と比べるとやはり大きいです。
オーブン調理ができるので、もちろんパンをトーストできないこともないのですが……
小ぶりのトースターより庫内が広いので、余熱に時間がかかります。
ケーキなどを焼くならともかく、朝食用のトーストを1、2枚焼くのには向いていないかなと。
トースト重視なら、やはりトースターの極みとの呼び声も高いBALMUDA The Toaster(バルミューダ ザ トースター)がおすすめです。
バルミューダ ザ トースターには、パンに合わせた温度調節やスチームを使った機能もあります。
ちなみにバルミューダ ザ トースターは専用のレシピ本が販売されてます。
感動のトースト、絶品そうざい、極上スイーツのレシピがどれもおいしそう!
各パーツと本体のお手入れ方法、トースターの使いこなし方まで詳しく載っている役立つ1冊になっています!
メリット
シンプル
操作のシンプルさは文句なしです。
ボタンをひと押しカンタン調理……とかで、ズラリとボタンが並んでいるものを長年使ってきましたが、使い勝手は正直に言うと微妙……。
やっぱりダイヤル最高です。
フラットな庫内
フラットテーブル式なので拭き掃除もカンタン。
汚れをサッと拭き取れて清潔です。
上のヒーター部分は、オーブン機能を使ったときだけ汚れをチェック。
マダムノノ宅では、普段、ほとんど電子レンジとして使っています。
わざわざ庫内の天井を拭いたのは、これまでで数回ほどです。
電子レンジで加熱時はラップを被せてるので、ヒーター部分はほぼ汚れません。
フラットで大きすぎず、日頃の掃除は楽です。
デザインがいい なんといってもおしゃれ
家電はもう成熟しています。
機種によって何倍も性能が違う! 同じ価格帯なのに……なんてこともなく。
それならもう、あとはおしゃれさを追求していきたい……!
艶消しの外観はシックだし、汚れが付きにくくてきれいな状態も長持ち。
あたたかみのあるLEDのライトアップ。
調理スタート時の「ジャラジャ〜ン」のギター音。
さまざまな工夫にテンションも上がり、料理が楽しくなります。
この家電製品らしからぬ生活感のなさ。
マダムノノにとっては最大の魅力です。
ギター音にあきたら、設定を変えればいいと思っていました。
でも、1年半以上使い続けた今、まったくあきていません。
もはや料理にアコースティックギターの音色は欠かせません。
……と、おしゃれさ推しすぎのマダムノノですが、手作りパンを焼いたり、まっとうな使い方もしてるんですよ(笑)
このところ娘がパン作りにはまり中。
バルミューダ ザ レンジを使って、親子一緒にパン作りを楽しんだりしてます。
気がつけば、多機能オーブンレンジ時代よりパンを作っているような…(笑)
もちろんケーキも作れます。
米粉のシフォンケーキを焼いて、バースデーケーキにしました。
ということで、2段で大量に作る必要がなければ、バルミューダ ザ レンジ はパンやお菓子作りでも大活躍まちがいなしです。
※公式サイトのレシピ集もオシャレです!
»バルミューダ ザ レンジのレシピ(BALMUDA公式サイト)
バルミューダ ザ レンジはこんな人におすすめ
頻繁には大量の料理を同時に作らない人
単なる家電としての機能だけではなくインテリア要素も欲しい人
すっきりした生活を送りたい私としては、バルミューダ ザ レンジの機能にもデザインにも大満足。
キッチンに鎮座するバルミューダ ザ レンジを見るたび、選んでよかったなあと思います。
暮らしにシンプルさを求める方に、BALMUDA The Range(バルミューダ ザ レンジ)はおすすめです。